SLIP ONは脱ぎ履きが楽に出来てデザインがシンプルなのでとても人気の高いスニーカーです。スケートボーダーにも愛用者が多いシューズですが、SLIP ONを履いてスケートボードをした事が無い人や普段紐靴しか履かないという人にはピンと来ないと思います。そこでSLIP ONはどんな靴で、どんな魅力があるのかを掘り下げてみました。
1 : 脱ぎ履きが楽
何と言っても紐を結んだり、ほどいたりする手間が無く、足入れをして即滑り出す事が出来るのがSLIP ONの魅力です。
2 : 紐切れが無い
スケートボードはシューズの紐が切れる事が多く、スペア紐を持ち歩いている人もいる位です。紐切れの心配が無いSLIP ONはストレスフリーなスケートシューズです。
3 : SLIP ONは独特のフィット感がある
SLIP ONは甲の左右に付いているサイドゴムと呼ばれる部分が伸縮して足の甲全体をホールドし、屈曲時のサポートもします。紐靴の様にフィット感の調整は出来ませんが足の形とサイズが合ったSLIP ONに出会えると、きつい締め付け感覚が無い快適なフィット感を得る事が出来ます。
この"独特なフィット感"を得る為にはシューズデザインが勿論重要なポイントですが、工場で生産する際に使われる足型で決まると言っても過言ではありません。
人間の足型はそれぞれ異なり、特に人種によって何種類かに分類する事が出来ます。例えば日本人の足型は欧米人と比べると足幅が広く、甲が高いのが特徴です。(勿論全ての日本人に当てはまる訳ではありません。)欧米や他の海外ブランドが工場生産時に使用する足型は欧米人や他の人種の一般的な足型に合わせている為、必ずしも日本人に合う物ではありません。
POSSESSED SHOEのSLIP ONは一般的な日本人の足の形に合う、足幅が広めで甲の高い足型を使用しています。履き口の深さ、甲とかかとの高さ、そしてインソールの硬度と厚みを日本人向けに調整しています。激しい動きの中でも脱げずらく、路面を蹴り出す時や爪先側に体重を掛ける動作をした時に踵の浮きを最小限に抑える事が出来る設計です。
一例として欧米シューズブランドV社の同サイズの製品と比較してみました。
左:V社 右:POSSESSED SHOE
甲の高さ、履き口の高さに違いがあるのが分かります。POSSESSED SHOEの方が甲が高く設定されています。
左:V社 右:POSSESSED SHOE
横から見ると更に甲の高さの違いが分かります。甲部分を高くする事により爪先パーツのデザインも異なっています。
左:POSSESSED SHOE 右:V社
履き口の広さ、高さ、足首に沿ったカットの曲線の違いが分かると思います。
V社のシューズはその秀逸なデザインで世界中のスケーターが愛用していますが、製品は欧米人向けに作られたデザインと足型を使用しています。履き口が広く、浅い形はかかとに丸みのある人が多い欧米人の足にはフィットすると思いますが、決して一般的な日本人の足に合うとは限りません。SLIP ONはフィット感を調整出来ない分、自分に合った形やサイズの物を選ぶ必要があります。もし海外ブランドのシューズ以外履いた事が無いという方や、SLIP ONを履いた事はあるけれど自分の足に合う物に出会った事が無いという方は是非一度POSSESSED SHOEのSLIP ONを試してみて下さい。違いがお分かりいただけると思います。
2021年12月発売予定の"BLACK CREATURE""BLACK CREATURES"は柔らかく足に馴染み易いスエード素材を爪先とかかと部分に使用しています。
履き口部分には摩擦に強く型崩れしづらいマイクロファイバーを採用しています。SLIP ONタイプのシューズは履き口にレザー素材を使用すると履いている内にレザー特有の伸びが発生してしまい、"SLIP ON独特なフィット感"が損なわれます。その為、履き口パーツにレザー素材を使用する事は出来ません。今回採用したマイクロファイバーは一見型押しレザーの様なルックスでスエードと型押しレザーコンビの雰囲気が味わえます。
8月下旬までPOSSESSED SHOE取り扱い店舗で予約出来ます。シーズン限定カラーの為、確実に入手希望の方はご予約をおすすめします。お問い合わせは当WEB SITEのSTORE LISTで取り扱い店舗をご確認の上お願い致します。
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